フランス語→サルトル→カフェ・ドゥ・マルゴー→書斎→ウィーン・カフェ→サロン文化…と連想ゲームみたいに頭がぐるぐる回って。
日本にお洒落なサロン小説はなかったかなぁ、なんて考えていたら、筒井康隆の『美藝公』を思い出して、本棚の隅から茶色に変色した本を探し出した。
久しぶりに読むと、さすがは筒井。やっぱり只者でない。小説の中で『炭鉱』という映画の製作を題材にエネルギー問題に触れたかと思うと、この小説世界をまるで北朝鮮ではないかと思うくらいの偶像支配に溢れさせている。
すんごいなぁ。
そうして、ミュゼの作中に登場する「サロン」で、登場人物達に、もしも戦後の日本が方向性を間違えて映画立国ではなくて経済立国になったら、という仮定で自由に優雅に語り合わせて、騙し画のような手法で、あたかも現代の現実の日本が現出するかのような「仮定法小説」を描いている。これはオーウェルですかね。
若い頃に読んだのとは違う感想を持った。しかし、詳細は割愛。無粋ですので。
小説はともかく、改めて「サロン」を作りたいなぁって思った。前にそれらしきコミュを作った事があったけど、震災で何となく霧散しちゃった。
また考えよっと。